エンターテイメント亀戸!2025、ありがとうございました。
思い返せば今年は雨に祟られた1年でしたが(雨天中止3回!)、それでもただただ楽しさが記憶に蘇ってきます。
そんな2025年のエンターテイメント亀戸!を、毎月のキャッチコピーとともに振り返ります。
毎回のレポート記事もリンクしましたので、より詳しくはそちらもぜひお読みください。
エンカメ!とは、を見つめ直し動き出す、年明け
奇人たちの新年会
エンターテイメント亀戸!Vol. 21 1/21
7年目のフレッシュ!
エンターテイメント亀戸! Vol. 22 2/9
2025年の幕開けとなるエンターテイメント亀戸!Vol.21は、集まってくれたメンバーのキャラクターが、濃かった…こんな面々が路上に集まってたら。
そりゃ愉快ですよ。まさしく「奇人たちの新年会」。
エンターテイメント亀戸!は、いろんな人が気軽に参加できる場所でありたく思っています。多様な芸が集まって開催したこの回は、「こうあるべき」よりも「こう在りたい」が前に出た始まりでした。
気持ちの良い2025年のスタートとなりました。
さて、2月は、この歩行者天国の大道芸にとって「区切り」の月です。
2019年2月にスタートして、7年目を迎えたこの回。「7年目のフレッシュ!」というキャッチコピーには、積み重ねてきた歴史と、まだまだ新しくありたいという意志が同居していました。
出演者もフレッシュ!です。
この回には、初登場や新ネタを披露する意気込みでやってきたパフォーマーが数多く揃いました。
いつみても新しい。
けれど、いつみてもやっぱりエンカメ!。
そうありたいものです。
みんなでつくるフィナーレへ…この回、一つ大きな挑戦をしました。フィナーレのMCを腹話術のMrふじやん。にお願いしたことです。
フィナーレのMCは、ずっと主催が務めていましたが、この回を機に度々その日の出演者が担当するようにしました。みんなでつくる。ここにしかない。そんなエンカメ!により近づいた回でありました。
雨降って物語芽吹く、春
楽しさ大爆発!あふれでるライブパフォーマンスたち!ホコ天にエンタメ大集合!
エンターテイメント亀戸!Vol. 23 3/16
心もからだも踊りだす!とってもハッピィ歩行者天国!
エンターテイメント亀戸!Vol. 24 4/13
ホコ天にあふれるここにしかない物語たち
エンターテイメント亀戸!Vol. 25 5/11
「楽しさ大爆発」「心もからだも踊りだす」…春には楽しさが一気に外へあふれ出すぞ!と意気込んでみたものの、3月4月と雨のために実施中止に。7年目に入って初の事態に。
路上開催の厳しさを感じる春でありました。
特に、3月は「軽トラプロレス」さんとのコラボレーション企画を実施予定だったので、非常に残念です。2026年中に、またこの種の企画が計画できれば良いな、と思います。
そして、天気が気になって仕方のない日々を超えてついにやってきた5月!
生まれましたよね、ここにしか生まれない物語が。
時間中あちこちで物語が生まれる中、最も印象的だったのはフィナーレで訪れた皆の心が一つになって生まれた物語。紫穂と音姫金魚による生演奏が流れる中、出演者のみならず観客を巻き込んでの踊りの輪が生まれた瞬間は計算の埒外、みんなの心が一つになった奇跡的な物語のフィナーレでした。
ワクワクが加速する、夏
見る、聞く、巻き込まれる!大道芸ワンダーランド!
エンターテイメント亀戸!Vol. 26 6/15
ワクワクが流れてくる歩行者天国
エンターテイメント亀戸!Vol. 27 7/13
歩こう まわろう まわるよ まわる 大道に広がる、おもしろ歩行者天国
エンターテイメント亀戸!Vol. 28 8/17
5月のフィナーレを経て、路上を巻き込んで行く楽しさが意識されるようになりました。
そもそも大道芸の魅力の一つは「巻き込んで行く」ことにあるわけですが、それがエンカメ!として強く出てきました。
それが6月のキャッチコピーを考える際に影響をしています。
「見る、聞く、巻き込まれる」。このコピーは5月のメンバーを決めた時に、そのラインナップを改めて見返したときに感じたワクワクは、私が大道芸に感じるワクワクそのものでした。
当日は、その時に想像したワクワク以上のワクワク!まさにワンダーランド!
この時に感じた「歩行者天国を歩く」楽しさ。
この頃になると、パフォーマー同士(特にアトモスフィア)、さらにはパフォーマーと道ゆく人との自然発生的なコラボレーションが頻繁に行われ、「すべてを見切れないのが、悔しい!」という言葉を聞くようになります。
そんな影響を受けて、その後のキャッチコピーには、「ワクワクが流れてくる」「歩こう まわろう」と、観る人の身体が自然と動き出すような言葉が並びました。大道芸が“見るもの”から“参加する体験”へと広がり、街を歩くこと自体がエンターテイメントになっていった時期だったように感じます。
節目を迎え街と呼吸が合う、秋
歩こう巡ろう 心躍るドラマティック歩行者天国
エンターテイメント亀戸!Vol. 29 9/14
積み重ねて30回、今回も色とりどりのメンバーで笑いと感動を
エンターテイメント亀戸!Vol. 30 10/12
芸の呼吸、まちの息吹。息が合う会う歩行者天国大道芸
エンターテイメント亀戸!Vol. 31 11/9
夏で勢いついた「ワクワク」は加速し、エンカメ!は「ドラマティック」へ!
そして迎えた、エンカメ!として30回目の開催。
今まではキャッチコピーは主催が考案していましたが、この回のキャッチコピーは公募にて決めました。
こうして決まったのが”積み重ねて30回、今回も色とりどりのメンバーで笑いと感動を”。Mrふじやん。作のこのコピーが、一般投票の結果選出されました。ここで強調されたのは記念や達成感ではなく、「今回も色とりどりのメンバーで」という現在進行形の積み重ねでした。
エンカメ!の大切な部分を抽出した素敵なコピーです。ありがとうございました。
積み重ねてきたエンカメ!。
その甲斐あって、大道芸と街、人と人の呼吸が、少しずつ合ってきた一年でもありました。
亀戸のまちには、亀戸を盛り上げてゆこう!と活動しているひとたちがたくさんいます。
Xには「#面白いぞ亀戸」というタグがあります。このことに代表されるように、いろんな人が亀戸を面白くするべく、いろんなことをやっています。
エンカメ!を通して日々亀戸と触れ合う中で、まちの息吹を感じるのですが、11月は街歩き企画「#亀戸おさんぽラリー」と協力しての実施となりました。
まちの息吹と大道芸の呼吸が合わさりながら、育っているのがエンターテイメント亀戸!であり、こうしたことがある度に、なんて幸せな大道芸だろう!と感じます。
残念ながら、11月は雨天中止となってしまったわけですが、これからも街と連動しながらエンターテイメント亀戸!は続きます。
終わり始まる、冬
未確定が生み出す未知との遭遇。今年最後のホコ天は、大道芸であたたかい。
エンターテイメント亀戸!Vol. 32 12/14
最後は「未確定が生み出す未知との遭遇」。
これはこの日を最後にパフォーマー業を卒業する紫穂が、出演が決まった時点で「今回はどのスタチューにするか…当日まで迷いに迷って、その日いちばん演じたいスタチューをやります!」とのコメントを寄せたことに強い影響を受けたキャッチフレーズですが、そのほかにも、松鶴家天太の「不確定で未確定。」とのコメントや、名前に(仮)付いていた現・二宮金次像から着想したキャッチコピーです。
完成しきらないこと、不確かさを抱えたまま続いていくこと、好きです。
そもそも芸に完成などないのですが。
揺らぐがあるから面白い。そこに人生を感じます。
そんな揺らぎを前提とした12月は、紫穂卒業をきっかけとしたたくさんのあたたかさを感じる時間でした。そして、ここで「大道芸であたたかい」と言えたのは、この一年で確かに育ったつながりが背景にあるからです。
この一年、ありがとうございました。
始めれば終わる。けれども、終われば始まる。
エンターテイメント亀戸!は、ここからまた新しい物語を紡いで行きます。
御礼 エンターテイメント亀戸!2025
この一年、本当にありがとうございました。
亀戸のまちの皆様、足を運んで下さった皆様、応援してくれた皆様、清掃活動に参加してくださった皆様、当日献身的に動いてくれるスタッフのみんな、そして、パフォーマーのみんな。
あげれば切りがないほどにたくさんのひとに支えられてエンターテイメント亀戸!は2025年の物語を閉じることができました。
2026年もワクワクする物語を一緒につくって行きましょう。
これからもよろしくお願いいたします。
良いお年を。
エンターテイメント亀戸!主催
ハードパンチャーしんのすけ